ビズパワーズ柳瀬智雄のコラム
中小企業の発展に組織変革が必要な理由
2025年11月24日

創業時には一人、もしくは数人で起業した会社が順調にいけば、売り上げを拡大し、取扱品目(サービス)が増えて、メンバーが増えていきます。
創業時には、各自ができる仕事ややるべき仕事を主体的に率先して行いますが、メンバーが増えてくると、明確な役割分担と指示系統が作られます。組織形態が整えられ、マネジメントが行われます。
その後順調に経営を行うと事業が拡大し、メンバーも増え、事業が複雑化していきます。これまでの組織形態やマネジメントの方法では、うまくいかなかったり、無理や非効率が発生します。部門の細分化や重層化など組織が経営の実態に即した形に変更されます。
そのようなプロセスを何度か繰り返していると、既存の組織のあり方やマネジメント方法、メンバーの考え方では対応が難しい状況が発生します。その時に必要になってくるのが、組織を大きく変える「組織変革」です。
例えば、創業期から強力なカリスマ性を持つ経営者のトップダウン経営で業績を伸ばしてきた会社も、事業が拡大し、複雑化してくると信頼できる経営幹部による経営チームを形成し、集団指導体制にシフトする必要があります。
さらにきめ細やかな顧客対応など、現場の柔軟な対応を可能にするために権限移譲を進めるには、メンバーの主体性を引き出すボトムアップ型のマネジメントが必要になります。
経営環境や自社の規模の変化に応じて、「トップダウン型」→「集団指導型」→「ボトムアップ型」と組織を変革していくことで、持続的な成長が可能になります。
このプロセスは、生物の成長における「脱皮」に例えられ、「脱皮しない蛇は死んでしまう」と言われます。
これまで順調に推移してきた経営が踊り場に差し掛かって、停滞していると感じている経営者は、一度自社の組織のあり方について考えることをお勧めします。
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