組織変革を実現する上で重要なポイントと具体策をご紹介します。

まず最も重要な事は、その組織のトップが組織変革への決意を明確にしていることです。人間は基本的に変化を嫌います。従来の状態や方法を踏襲する方が楽ですし、安心だからです。変革は簡単なことではありません。大きなエネルギーが必要です。そのような大きなエネルギーを生み出すためには、トップの強い決意と態度表明が必要です。トップが不退転の決意を示さない限り、組織変革は実現しません。

2つ目に重要なのがミドル層の理解と行動です。部課長等の実際に組織を預かるミドル層のリーダーが、組織変革の重要性を理解し、組織変革を推進する具体的な行動を起こさない限り、組織変革は実現しません。「社長が言っているからやりましょう」と言うレベルの意識では難しいです。組織変革の意義を理解し、本気で取り組む意思と行動が必要です。

そして最後に一般社員に必要になるのは変革に対する、ワクワクとしたポジティブな意識とエネルギーです。上司からの指示だから変革に取り組むのではなく、組織変革によって実現するポジティブな可能性を共有し、その実現のためには自分たちの具体的な行動が不可欠なことを理解し、実際の行動に移して行かなくてはなりません。一般社員の方がやらされ感で行動しているようでは、組織変革は絵に描いた餅になってしまいます。

当社では、この3つの階層への具体的な取り組みを行っています。

経営トップや組織のトップに対する組織開発コンサルティングを行うことで、経営戦略の遂行のために最適な組織のあり方を導きだし、具体化のための戦略と構築の支援を行っています。

部課長等ミドルマネジメントに対しては、組織変革実現のためのリーダーに必要なリーダーシップを強化するための研修やワークショップを提供し、組織変革を実現する強いリーダーを育成しています。

そしてこれら上位職者を含む組織のメンバーが組織変革へのポジティブな意識変革を実現するための、強力なきっかけとなるワークショップや研修などのイベントを提供しています。このイベントが「あの日から会社が変わった」という組織変革のスタートラインになります。

これらの戦略的で包括的な取り組みが、組織変革成功の可能性を大きく高めます。