労働組合活動方針・スローガン策定ワークショップ

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労働組合にとってスローガンは、その期間に重要視する活動や目指す成果を明確にし、労働組合の活動成果を高めるために極めて重要です。ありきたりの言葉を組み合わせるのではなく、しっかり作り込むことが大切です。

一般的に中央執行委員長を中心に中央執行部の副委員長、書記長の中央三役で策定することが多い労働組合の「年度活動方針」や「年度スローガン」を中央執行委員などの全国の中核メンバーが参加して策定するワークショップを提供しています。参加メンバーの労働組合活動に対する想いを、深い対話を通じて存分に共有することで、全員が納得して主体性を持って積極的に取り組む「年度活動方針」や「年度スローガン」の作成が可能になります。

このプロセスを通じて、参加者の労働組合活動に対する主体的な参画意識の醸成を図り、組織としての結束力強化の実現が可能です。合宿形式で実施するとさらに高いレベルでの一体感の実現が可能です。

当ワークショップは、当社の組織活性化研修ビタミンデイズを労働組合の組織力強化を目的にアレンジしています。富士ゼロックス労働組合(当時)様や資生堂労働組合様など、多くの労働組合様にご活用いただいています。

労働組合のスローガンは、作り方次第で大きな違いが生まれます。大きな違いを生む策定プロセスをご体験いただければと考えています。

研修内容

参加対象者 労働組合の中央三役と執行部、全国の中央委員・支部三役などの労働組合幹部
概要 労働組合の「年度活動方針」や「年度スローガン」を中央執行委員などの全国の中核メンバーが参加して策定するワークショップです。参加者の労働組合活動に対する主体的な参画意識の醸成を図り、組織としての結束力強化の実現が可能です。
カリキュラム例
  1. 1.目的に応じたセミナー
    「労働組合による価値創造」や「モチベーション」「風通しの良い職場の重要性」「労働組合の可能性」などの導入講義を行います。講師の生み出すオープンでポジティブな空気感が参加者の緊張を解きほぐし、ワークショップへの高い参画意欲を生み出します。
     
  2. 2.ペアインタビューワーク
    ペアになって相互インタビューを行います。インタビューを通じて、個人として大切にする価値観や想い、強み、仕事を通じて実現したい未来についての深い内省を行います。組織変革手法「アプリシエイティブ・インクワイアリー」を応用したインタビューワークは、多くの方が経験したことがない、深い内省の時間を生み出し、多くの気づきを提供します。
     
  3. 3.ダイアローグ形式のグループワーク
    インタビューで明らかになった個人の価値観や想い、強み、実現したい未来像をベースにダイアローグ(対話)形式のグループワークを行います。各自の想いを共有しながら、労働組合として最高の状態が発揮できたときに実現したい「ビジョン」をワクワクしながらポジティブに考え、語り合います。このプロセスを通じて、組合の仲間としてのつながりを意識し、組合への貢献意欲が生まれます。
     
  4. 4.ビジョン共有セッション
    グループワークで話し合い、共有した目指したい姿(ビジョン)を具体的に表現するセッションです。活動方針の軸となる「キーワード」の抽出や「スローガン」を全員で作成します。目指すビジョンを具体的な形としてしっかり共有し、合意形成を図ることで、強い結束力と一体感を実現します。
     

上記内容で7時間の研修になります。

参加者の感想
  • アクティビティや議論を通じて、楽しく、ゴールであった"意志をもって取り組みこと"を創り上げることができたことに喜びを感じています。体験前は1日で"意志をもって取り組むこと"を創り上げることに不安を感じていましたが、創り上げることができたことの達成感はもちろんのこと、誇れる仲間と一体となれたことの喜びを感じています。人が持っている可能性や力を引き出すことができると思います。そのことで新たな自分を発見したり、仲間の大切さ、良さを再認識し、関係性を強化できると思います。(30代男性)
     
  • 1日、気持ちよく疲れることができました。やり切ったので、もう何も出ません・・・。想像以上に協働し、アウトプットを出せる。まさに私たちの最高のパフォーマンスを出せたと思いますし、"さらに出せる"という確信を持てました。(効果が期待できるのは)チームビルディング。教育の観点で、1つ1つの言葉を大切にし、思いをのせることの重要性、難しさを仲間とわかちあうことができました。すべて、腑におちました。こちらのこだわりにとことんおつきあい頂きありがとうございました!!(30代男性)
     
  • 労働組合として目指す活動をそれぞれ深掘りした先に、近しい想いがあったことに、信じているものへの安堵を得られました。様々な共感を経て、考えや想いを共有できた尊い時間でした。(30代女性)
     
  • これまで、中央執行部内でもずっと来期今後の活動の方向性について議論してきましたが、あらためて自分達が労働組合の活動を通してできること、その可能性について考えることで組合の方針という、そこに浮いたようなものではなく、自らがそれを実現していきたいと感じることができました。まだまだイメージを具体化して活動に落とし込んでいかなければならないレベルですが、意志を持って取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。(30代 男性)
     
  • 今まで話し合い、コミュニケーションというと、ディスカッション(議論)をどうしても求めていました。理解を深める、納得性を得るということではダイアローグ(対話)がとても有効であることをとても感じました。共通のゴールが対話の中から自然と生まれたり、思いを同じにする仲間意識が強く持てること、ありたい姿を共有し、自然と楽な気持ちで最初の一歩をふみ出す気持ちになれ、前向きな考え方を持てるようになりました。手法だけでなく、柳瀬さんのお話を聞き、ファシリテータの重要性もすごく感じました。普段の会話の中にも意識して取り入れていくことで、様々なところで生かせると思いました。(40代 男性)
     
講師 柳瀬智雄(株式会社ビズパワーズ代表取締役 中小企業診断士)
講師プロフィール yanase20200113_R120.jpg企業や労働組合、行政などの研修やセミナー、コンサルティングを約1000回実践してきた組織開発・人材育成を得意とする経営コンサルタントです。ポジティブで楽しく安心できる空気感を生みながらやる気を引き出し、徐々に熱い「場」を生み出す研修スタイルと、楽しくわかりやすい講義が特長です。実践で積み上げてきたノウハウに基づく研修は、「成果に直結する」「時間があっという間に過ぎた」と高い評価をいただいています。ワークをふんだんに用いた独特の研修スタイルが評価され、大手研修会社からも多くのオファーをいただいています。日本経済新聞社のビジネスフォーラム、日本の人事部HRカンファレンス、海外洋上セミナーに登壇するなど活動の幅を拡げています。年間研修登壇回数は100回以上。

【略歴】
'89年大阪大学経済学部経営学科卒業後、トヨタ自動車株式会社を経て、'90年シャープ株式会社に入社。主にマーティング企画やインターネットビジネス企画、広報、営業人材育成に従事。シャープ労働組合の本社支部副委員長を経験。'08年に中小企業診断士として独立。'11年4月株式会社ビズパワーズ設立・代表取締役に就任。一般社団法人大阪府中小企業診断協会理事、同協会組織開発研究会代表
所要時間 7時間から8時間。2日間程度の合宿形式も可能(目的に応じて変動します)
対象地域 日本全国(料金以外に交通費が発生します)
料金 参加人数と時間に応じて変動します。まずはお気軽にご相談ください。

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