ビズパワーズ柳瀬智雄のコラム経営理念の作り方

2016年06月27日

「経営理念は経営者が作るものである」とは全くもってごもっともなことです。経営者自らの夢を実現するために仲間たちと共に進んでいく、そのために共有すべき拠り所が経営理念です。

そして、この経営理念を社員全員が心の底から共感し、大切にすることが重要です。しかし、この経営理念、作ってはみたものの、なかなか社員に浸透しないというのが現実です。

毎朝、朝礼で唱和して暗記できたとしても、社員の心からの共感がなければ実際の行動には繋がりません。

では、どうすれば社員が心の底から共感できる経営理念を作れるか。

ズバリ、全社員を巻き込んで一緒に考え、話し合い、全員が納得出来る経営理念を作り上げれば良いのです。

弊社の組織活性化ワークショップ「ビタミンデイズ」では、以下のプロセスで組織内全員のビジョン共有を行います。

(1)全員の思いや価値観の抽出(内省プロセス)

(2)グループワークによる全員の思いや価値観の共有(共有プロセス)

(3)全員参加での目指す共有ビジョンの作成(合意形成プロセス)

この3つプロセスを丁寧に経て、生み出された共有ビジョンは参加者の納得感と主体的な参画意識が高く、企業によっては経営理念や行動指針、クレドになったり、その原型になります。全員で考え、話し合い、合意しているから実際の行動に移すことが出来るわけです。

全員で自分たちの会社のことを考え、話し合うこのプロセスでは、熱気が生まれます。この熱い時間を共有する経験は強烈に記憶に残り、行動は持続し、組織を活性化します。

どんなに素晴らしい経営理念であっても、社員の心に響かなければ意味がありません。もしもこれから経営理念を作るのであれば、ぜひこのような方法をとられることをおすすめします。

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