実績・事例紹介みずほフィナンシャルグループ様(組織開発ワークショップ・システム思考研修)

2024年8月2日、みずほフィナンシャルグループ様の組織開発ワークショップの第2回(DAY2)をオンラインで開催しました。当日は、5部店から86名が参加されました。当社は2022年度下期からみずほフィナンシャルグループ様の組織開発への取組みに参画し、今回が4期目となります。各部店の約半年間の組織開発への取り組みを4回のワークショップを軸に伴走支援させていただきます。今回の目的は、前回のワークショップで共有した各部店の目指す職場ビジョンを実現するための本質的課題を明らかにし、具体的な活動を計画することでした。今回は、より深い考察を行うために「システム思考」に関する講義を行い、問題の構造と本質的課題を明らかにし、対処療法ではなく、持続的にドンドン良くなる仕組みづくりについて、対話いただきました。「システム思考」の考え方を活用し、「最高の職場」を実現するための本質的課題を明らかにし、自組織の持続的な成長を目指していただきたいと考えています。

<参加者様のご感想>

  • 講義での例示を受けて、無意識の思い込みの怖さと、本質的な課題をきちんと把握しないと、いつまでも問題が解消しないと改めて認識した。これは他者とのコミュニケーションにおいて、「相手はこう思っているはずだ」というような意識の小さなズレ(間違った意識)が、大きな問題にも発展しかねないと感じた。システム思考を実践するのは難しいが、困難に直面したときのお助けツールの一つとして活用できればと思う。(40代男性)
  • システム思考についてワークショップを行いながら理解できた。事象をシステム(構造)として捉えた経験はあまりなかったので、「なるほど」と思った。リスク事象の原因分析をよくやることがあります。原因分析を行い、再発防止策を策定するので、感覚的には取り組みやすくはありました。フィードバックループのような考え方や、「風が吹けば桶屋が儲かる」、「割れ窓理論」は初耳で一見関係のない事象が関係し、構造となって影響しあうことがよく理解できました。現在、ワークショップで学んだ、システム思考を自グループの問題点と本質的課題を導出するために考え始めていますが、なかなか難しく感じています。このようなことを普段は議論をすることがないので、新鮮かつ面白いです。次回Day3までに頑張って効果的なレバレッジポイント「コツン」を見つけたいと思います。(40代男性)
  • システム思考について理解が深まり有意義でした。「本質的課題」や「根本的な原因」を正しく認識して、課題解決に向けて取り組むという考え方自体は、当たり前に感じる部分もありますが、では日々の生活で実践できているかを自問自答すると、実践できていない場面もあるように思いました。物事を単純化して考えてしまう「認知的ケチ」が発生していることを実感しました。特に、「答えを近くに探さない」、「人を責めない」というキーワードは、システム思考で物事に対応するためのスイッチになる大事な言葉だと感じましたし、このように言語化されたことでより一層、思考方法を実践しやすくなるヒントをいただいたと感謝しています。グループワークでは、"そもそも"の本質的課題を特定するために、「自身の職場で意識・無意識の前提となっていること」を対話(ダイアローグ)したことで、参加メンバーの思う職場の課題について、理解しあうことができたと思い、有意義でした。また、ループ図を書く時間は、自分の考えを1列の矢印ではなく、ループで考えてシステムを考えることや、効果の高いレバレッジポイントを考えることも楽しく、ためになる時間でした。組織全体を通じた整理はこれからですが、自グループの組織開発において何に取り組むべきか見えてきたようにも思います。逆に、ワークショップを通じて得た感情や経験をどのようにチームメンバーに伝えていくのか、チャレンジと感じる点も存在すると感じています。しかし、自身が組織開発を通じて感じているワクワクを、しっかりと波及させていきたいので、ポジティブに近くにいる人を少しずつ巻き込んでいきたいと思います。(30代男性)
  • Day1に参加できなかったので、どんな雰囲気なのか始まる前はドキドキしていました。参加してみると、普段意識していなかった部分をたくさん知ることができ、とても有意義な時間でした。原因と結果がずれていると解決しないこと、とりあえず蓋をするのではなくそもそもなぜ起きたのかを考え本質的な課題を見つけること。仕事をする上でも、これからエリアをよくしていくことにもすべてつながっていると感じました。また、ループ図を作成し、自分で考え、チームの仲間と想いを共有することで、エリアの仲間だけでもいろいろな考え方があると感じました。これからエリアをよくしていく上で、Day2で感じたことや得たものを大切にしていきたいと感じました。(20代女性)
  • 担当業務柄、プロジェクトマネジメントを行うことが多く、炎上状態のプロジェクトの火消しに入る場面も多いため、システム思考は組織開発だけでなく、プロジェクトでの課題解決にも役立つものだと感じました。本日のワークショップでは、真因にまで至ることはできませんでしたが、要素分解していったものに関して、仮説が複数できたことから、どれが真因に近いのか(筋のいい仮説なのか)は部内メンバーの所感も訊きながら探ってみようかと思います。時間は多少かかると思いますが、トライ&エラーで仮説に対する打ち手を試しながら真因に迫っていけるのかなと思いました。(30代女性)

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