2023年7月26日、株式会社マジオネット多摩様の保育事業の職員17名参加による組織活性化を目的としたワークショップを東京で開催しました。同社では、より良い組織の実現を目指し、昨年度から当社のワークショップを導入いただいています。当日は、当社の「組織活性化研修ビタミンデイズ」を活用し、保育事業に取り組む「私たちのありたい姿」を共有しました。ペアインタビューでは、自分自身を内省すると共に、相手を深く理解する時間になりました。たくさんの笑顔が印象的でした。後半のダイアローグ（対話）を中心としたグループワークでは、みなさん積極的にテーマについて話し合われ、多くの気づきと共感を得ていただく時間になりました。みなさんがリラックスして楽しみながらも真剣な表情で熱心に対話する姿が印象的でした。

＜参加者様のご感想＞

• 今回参加させていただいてありがとうございました。私がお話を聞いていて感じましたが、意味づけとしてポジティブな意味づけは自分でコントロールできるということです。今は家庭もあるので、非正規として働いていますが、正規で仕事をしていた時は、もちろん根本には"お子様の成長発達のため"や"保護者の方の助けになれば"と思っていましたが、一方で"何のために仕事しているのか分からない"と思う時期もありました。ワークショップの中でもありましたが、この仕事はなくてはならない必要不可欠な仕事という事はまったく考えていませんでした。今でも時々は"何のため"と思ってしまいますが、私はこの仕事が心から好きですので、時々思ってしまったらレジュメを読み返してみたいと思います。初めましての方ともダイアローグだとスムーズに話をすることができたので、自称人見知りの自分にとってはとても助かりました。（40代女性、保育士）
• この度は貴重な研修の時間をありがとうございました。働くことの意味、自分自身の価値を改めて考え直すことができました。前向きに仕事をしようと心掛けている自分ですが、ネガティブになってしまうこともあります。自己コントロールを意識し、仕事に誇りを持ち、毎日を過ごしたいと思いました。普段考えることのないような質問に答え、自分の言葉で相手に伝えるというのは非常に難しいものでした。同じ質問でも回答がそれぞれ異なり、他者が何を考え、何を伝えようとしているのかも同時に考えることができました。意見を出し合い、結果を求めるのではなく、肯定し共有していくダイアローグも初めての経験でした。自分と違う意見を尊重することは簡単ではなく、心の中で否定する部分もありました。一度保留にすることで、また新たな意見が生まれ、ポジティブに考えられるようになりました。最後にグループで1つのものを作り上げる喜び、同じ想いを持った仲間がいる嬉しさを実感しました。様々な職種、仕事がありますが、個々が最大限の可能性を発揮し、よりよい社会になっていくことを願い、保育士を続けていきたいと思います。（30代女性）
• 今までは、自分の仕事のやりがいや価値について問われても、目先の事だけで「給食を通して食べる楽しさや食べることの大切さを伝えること」までしか考えることができなかった。また考える余裕がありませんでした。しかし、今日のお話で、もっと先のことにまで目を向けて、価値がどんどん連鎖して、社会、そしてさらには世界にまで影響を与えているというところまで考えを広げることができました。また、自分自身のモチベーションは自分の考え方次第であるということ、意味づけの重要性がとてもよく分かり、自分のモチベーションは自分でしっかりとコントロールしていきたいと思いました。ワークショップを通して、ものの見方や考え方の多様性や可能性の広がりを感じ、より仲間との団結力にもつながる内容となりました。（30代女性）
• 研修内容を把握せずに参加していたのですが、仕事に対する取り組み考え方を改めて考える時間となりました。私は一度主婦業に専念をし、子育てが少し落ち着き、また社会に復帰させて頂きました。以前の仕事は接客業だったので、自分の給料はお客様から頂いていると思いながら仕事をしていました。そのことを思い出すことが出来ました。保育のお仕事も保護者様から頂くお金はどうして私たちに向けられるのかなど先の自分達が見えないところの部分まで考えることができました。また、自分の子供の取り組みについても親として考えさせられました。仕事だけではなく、プライベートのことについても考えることができ、大変勉強になりました。初心に戻って、これからも事務員として出来ることを邁進していきたいと思います。（30代女性、事務員）
• ワークショップへの参加が初めてだったので、少し緊張していましたが、柳瀬さんの話が始まるととても興味深いものだったので、楽しく最後まで取り組むことが出来ました。普段、生活をしながら働くことの本質等を改めて考えたことがなく、不思議な気持ちになりました。保育の仕事に携わる中で、聴く力は日頃から凄く必要だと感じる部分があったので、相手の話に耳を傾けることの大切さ、聴く時のポイントを知ることが出来たので実践していきたいと思いました。初めましての方々との交流で不安もありましたが、ペアのインタビューやダイアローグを通して、お互いの意見や気持ちを自然と知ることが出来、自分自身も素直な心で向き合うことが出来た気がします。何気ない日々の中で、人との関わりや、この仕事がどのような大切さを生み出しているのかを考えるきっかけとなりました。日々の生活でも忘れずに過ごしていきたいです。（保育士）