最近、副業解禁の会社が増えているようです。サラリーマン時代の私ならきっと目をキラキラさせていたと思います。

でも冷静に考えたら、会社が副業を解禁して、社員の労働時間の独占を手放せば、必然的に会社が持つべき社員への「責任」も薄くなると思います。何かあったときに会社が守ってくれないかも知れません。ここは過度な期待を持たない方が良いと思います。

人々がより自分らしく自由な働き方ができることや成長の機会になるという意味で副業は肯定的にとらえていますが、リスクはないのか、慎重に考えた方が良いと思います。おそらくいつでも独立できる力を持っている方以外は、よく考えた方が良いです。副業に時間を割くよりも、本業に真剣に取り組んで、会社にとって「かけがえのない存在」になった方が良いかも知れないということです。

ただ、いつまでも会社という「箱」が存在し続けるかは疑問です。個人の自律が必要なのは間違いなく、その意味においては「副業」は良い練習になるかも知れません。いずれにしても、働き方改革が進むこれからは、「ボーッ」としていることは難しくなりそうです。