2023年6月19日、みずほフィナンシャルグループ様の今期2回目の組織開発ワークショップをオンラインにて開催しました。当日は、みずほ銀行様の４部店から84名が参加されました。当社は2022年度下期からみずほフィナンシャルグループ様の組織開発への取組みに参画し、今回が2期目となります。各部店の約半年間の組織開発への取り組みを4回のワークショップを軸に伴走支援させていただきます。今回のワークショップはその2回目です。今回の目的は、前回のワークショップで共有した各部店の目指す職場ビジョンを実現するための本質的課題を明らかにし、具体的な活動を計画することでした。今回はより深い考察を行うために「システム思考」に関する講義を行い、問題の構造を明らかにし、対処療法ではなく、持続的にドンドン良くなる仕組みづくりを考え、対話いただきました。短時間で理解することが難しい「システム思考」ですが、理解しようとする積極的な姿勢とグループワーク時にお互いにサポートしあう姿を見て、大きな可能性を感じました。

＜運営事務局（組織開発チーム）様のご感想＞

• 6/19の2回目のワークショップは、Zoomを活用したオンライン開催です。通常、オンラインの研修やイベントは集中力に欠ける傾向があり、ビデオもオフのままという状態が散見されます。しかし、柳瀬さんの講義では、最初にアイスブレイクを兼ねて全員に表情や簡単なアクションをやって見せるように促します。これにより、受講者に「見られている」という意識と一体感が生まれ、全員が冒頭からしっかりと集中する仕掛けになっていると感じました。この日の講義はやや難易度が高く、戸惑う受講者もいたように感じています。しかし、グループワークで受講者がお互いにサポートしあったり、柳瀬さんが説明に入ってくださったりすることで、しっかりと咀嚼している様子がうかがえました。このワークショップ以降、本格的に自組織をよくしていくためにどんなアクションを行っていくかの話し合いがスタートします。初回の対面ワークショップを行って受講者同士の関係性がかなりしっかりとできていることが、2回目以降に活きているという実感を持つこともできました。（40代女性）
• システム思考の概念を学び、各部店 の組織課題を構造化・深堀するワークショップでした。システム思考の理解度合いには受講者間でバラツキはありましたが、講師からポイントをかみ砕いたエッセンスをお伝えいただき、グループワークも通じて、ある程度は体感できたと思います。実効的な打ち手を考える上で、目に見えにくい課題の真因を掴む重要性を共有できたことは大きな収穫でした。（30代男性）
• 本質的課題のキーワードは受講者に共有され、簡単なワークを通じてある程度体感できたと感じました。ここからは組織内の実践を通じた腹落ちにより受講者の底上げを図り、組織に本質的課題やシステム思考の概念や実践を促していきたいです。講師はオンラインの運営もよく、スムーズなストレスの少ないワークショップでした。インプットからのグループワークの連動で受講者が少し戸惑う場面もありましたが、ブレイクアウトルームでの補足説明により質は担保されていました。次回以降は講師との個別ミーティングを踏まえてアクションフェーズに入るので、今まで以上に丁寧な伴走支援を行ってまいります。（30代男性）
• 今回はシステム思考をテーマとして講義からはじまり、事象に備わっている本質的な構造を捉えていくアプローチを学びました。講義を踏まえて、グループワークを開始するなかでは、対話を進めて掘り下げていくということに、難しさを感じていた方も多いように思います。時折、柳瀬さんや運営事務局も対話に参加して掘り下げていくことをサポートする中で、少しずつ背後にある構造＝本質的な課題を掘り下げる感覚を味わえたのではないかと思いました。今後、各部店でアクションプランの策定に取り組む中で、さらに実感が湧いていくことを期待しています。難しく感じる場面もあると思うので、柳瀬さんとの個別ミーティングや、運営事務局によるサポートも続けていきたいと思っています。（40代男性）