「夢」を「事業計画」にしませんか?

IMG_7388_r.jpg「夢」という言葉の定義は知りませんが、「夢」という言葉には「そうあったらいいけど、今は無理かな」って感じがあります。「夢見がちな少女」という言葉にも、「何を非現実的なことを考えてるんだろう」って感じがあります。

「夢」をたくさん持っているのはいいことですが、いつまでも「夢」で置いておくのはもったいないですよね。

たとえ今は「夢」であっても10年後に実現したいのであれば、10年間毎年それを実現するための目標(マイルストーン)を立てれば「夢」は「計画」になります。

弊社では毎年年末には今後10年間の「計画」を作る作業に数日使っています。この作業をすると来年何をしなければいけないか明確になるので新年を気持ちよく迎えることができますし、何に注力すればいいのかはっきりし、効率よく活動できます。

「夢」をお持ちの方は、ぜひ年末年始を使って「夢」を「計画」に落とし込んでみてはいかがでしょうか。

企業にとって「夢」を実現するための「計画」が事業計画です。われわれ中小企業診断士は中小企業や個人事業主の方の夢を実現するための事業計画策定のお手伝いをしています。

弊社では、従業員全員参加型の事業計画策定など、ユニークな手法で事業計画の策定と組織活性化を同時に実現するサービスを提供しています。

全従業員が一丸となって「夢」を実現する強い組織になる方法に関心をお持ちの方はお気軽にお問合せください。

製造業のサービスビジネス化

factory3_m.jpgインターネット時代においては 「品番管理できる製造物はかならず価格が下落する」と考えています。
全く同じものを複数の販売者が扱えば、価格勝負になります。
「○格.com」さまのおかげです。
特にコンシューマー向け製造業の一番の悩みです。

価格以外の差別化ポイントとしては「サービス」があります。
でもこれは接客が丁寧とか愛想が良いとかいうレベルでは「価格」と戦うことは難しいです。
タイトルに書いた「サービスビジネス化」という表現は正しくないかもしれませんが、イメージしているのはコピー機などの「1円入札」の世界です。
これはハードで収益を上げるのではなく、トナーなどのサプライ品で収益を上げるというビジネスモデルですが、このサプライ部分を「サービス」に置き換えて考えてみてはいかがでしょうか。
メーカーがハードで収益を上げるのではなく、購入後に必要なサービスで収益を上げるような仕組みです。

これは電機産業より意外と自動車産業にチャンスがあるように思います。
メンテナンスよりももう一歩踏み込んだお客様が喜ぶサービス。
これから電気自動車にシフトしていくプロセスでそのような仕組みを構築できた企業が勝ち残るように思います。

許認可の問題が難しそうですが、自動車自体に仕掛けを組み込んで、定期的にディーラーで何かのサービスを受けないといけない、もしくは受けるとうれしいような仕組みを構築し、ディーラーからメーカーがキックバックを得るような仕組み。
このキックバックを見込んで自動車自体の販売価格を低く抑えるような仕組みです。
この場合、自動車というハードの価格を「サービス」の形に変換して回収することになります。

「製造業のサービスビジネス化」です。

私がいつもコンサルティングを行うときに
「他業界の成功事例を転用しましょう」
とお話しています。

他業界の一般的に知られている仕組みを導入することで大きなチャンスにつながることもあります。
研究する価値はあると思います。

新しいビジネスモデルを生み出すのには、業界外のフレッシュな発想を加えることが大切です。
弊社では自由で斬新は発想力を武器に、御社の新しい可能性を発見するお手伝いをさせていただきます。

お気軽にご相談ください。

トヨタで学んだ「後工程はお客様」発想

中小企業診断士でトヨタ生産方式の指導をしている方は多いと思いますが、実際にトヨタ自動車の生産ラインで車を作ったことのある方は少ないと思います。

私は社会人になって最初に就職したのがトヨタ自動車で、新入社員研修の一環として工場のラインで2カ月間車を作らせていただきました。

当時はバブルまっただ中で車が飛ぶように売れていた時代で、生産ラインはとても辛かったのですが今となっては本当に得難い経験をさせていただいたと感謝しています。

トヨタ自動車は研修にたいへん力を入れる会社でしたので、非常に多くのことを教えていただきました。その中でも特に強く心に突き刺さり、今も心にとどめているのが「後工程はお客様」という教えです。

これは同じ生産ラインの自分の担当部分より後ろの作業者のことを「お客様」だと思って、お客様(後工程作業者)が喜ぶような仕事をするように心がけましょうという意味です。具体的には後工程の方が作業しやすいように、部品の留め方を工夫するなどのちょっとした心配りをしましょうというものでした。

この考えを企業経営の上流から下流、すなわち研究開発から営業・物流・サービスまですべてのプロセスに関わるスタッフ全員が持っていれば、その会社の商品やサービスはお客様に喜ばれる心のこもったものになります。

よく経理や人事の方が自分たちはお客様と接していないとおっしゃいますが、自分の仕事の目的を考えれば同じ会社の人間であってもその方をお客様と思うことで、仕事の質が向上し会社はより良いものになっていくはずです。

「後工程はお客様」

この発想を全従業員が持つと会社は強くなります。究極の顧客志向の会社はこうあるべきではないでしょうか。

弊社では組織力強化の取り組みを通じて、従業員全員が主体性と思いやりをもって仕事に取り組む強い組織を築き上げるお手伝いをしています。詳しくは下記のサイトをご参考ください。

職場・組織活性化ワークショップ『ビタミンデイズ』


働きがいがある職場を作るのはそこで働く人々

先日、あるカフェで仕事をしていた時に、となりのテーブルで大学生が企業のリクルーターの方と話をしているのが聞こえてきました。別に興味はなかったのですが、聞こえてきたのが「会社の人と休みの日にバーベキューとかするの楽しそうじゃないですか・・」という言葉。

私が社会人になった頃はバブル絶頂期。個人主義や実力主義が台頭しだした頃で、社員旅行というものが広く存在した最終時期だったと思います。その後景気の悪化から多くの企業がそういった職場レクリエーション費を削って行きました。職場の人間関係が徐々に希薄なものになって行きました。

日本の多くの企業に元気がないこと、メンタルヘルスの問題が大きくなっていることはこれと無関係でしょうか。欧米の元気な企業では逆に古い日本の会社の仲間意識のようなものを大切にしているようです。

先行き不安なこの国で働く人々にとって、会社に居場所を求めるのも自然な流れだと思います。

でも甘えや依存ではいけません。仲良しクラブではなく、お互いが切磋琢磨し、よい競争心と誇りを持って働く場でなければなりません。そうでなければ大好きな会社も長くは続かないものですから。

グーグルが働きがいのある会社としてトップの座にあるのは、能力と志の高い人々が集まって、自由な風土の中で切磋琢磨しあっているからではないでしょうか。マスコミでは食堂が無料とか、オフィスがおしゃれとかおもちゃがあるというような面を取り上げますが、そんなことではモチベーションは上がりません。

働きがいがある職場を作るのはそこで働く人々だということだと思います。まず自分たちから変わっていくことが大切です。小さなことから始めてみましょう。

危機感を煽ることの危機

私がサラリーマンだった頃、ある上司(かなりえらい方)が「いつも危機感を忘れるな。365日危機感を持て」と言っていました。非常に競争の激しい家電業界でしたので、確かに油断するとライバルに差をつけられてしまうのは事実でした。若かった私はその言葉に従おうとしていました。

危機感から生まれる感情は「恐怖」です。恐怖から生まれる行動は、衝動的でヒステリックなものになりがちで、創造性に富んだものにはなりにくいです。危機感から生まれてくるエネルギーは短期的で持続力が乏しく、それによって動く人は大いに疲弊してしまいます。

もうすぐ仕事始めですが、経営者の方々は中国等の海外との競争や、ライバル企業の攻勢などの危機的状況に言及して危機感を煽るのではなく、自社の全員で頑張ることでどんな素晴らしい未来を切り開いていけるかについて夢を語り、従業員の心に熱い火をともしてあげてください。そうすれば会社も必ず元気になりますから。

 

 

人は石垣、人は城

武田信玄の言葉として有名です。

kumamotojou_s.jpg組織を強くするのは人です。

従業員が高いモチベーションを持って働かなければ、企業の長期間の繁栄はありません。

立派で美しいお城を築くのには、しっかりとした頑丈な石垣の土台が必要です。

経営も同じこと。どんなに立派な戦略や手法を編み出しても、従業員が疲弊してモチベーションが低いと効果を十分に発揮することはできません。

軍隊式のプレッシャー型のマネジメントは短期決戦でなければ持ちません。長く続いていく企業を築くには従業員が心からの熱意を持って仕事に取り組むことが大切です。

もちろんやさしく甘やかせばよいのではなく、従業員の可能性を見出し、それを最大限に発揮できる機会を与えればよいのです。高度経済成長期のように会社は従業員に様々なキャリアを経験させてゼネラリストを育成することはできなくなりました。従業員がどのような強みを持っていて、どのような価値観に基づいて仕事をしているのかを把握し、適切な仕事機会を提供することが重要です。

石垣の石は、それぞれ形も大きさもばらばらだからこそ、集まったときに強い力を発揮します。従業員の顔を思い出しながら彼らの良さについてもう一度考えてみませんか。