ビズパワーズ柳瀬智雄のコラム「緊張感」ではなく「テンション」

2016年04月01日

サラリーマン時代に上司が「絶えず緊張感を持つように」と言うのを聞いて、違和感を感じていました。その少し後に当時の社長が「健全な緊張感」という言葉を聞いたときも、やはり少し違和感を感じました。人間は慣れる動物なので常に緊張感を持ち続けるのは不可能だと思っています。自分は緊張感を持っているつもりでもそれが常態かしてしまえば平常時になります。じゃあ、この上司や社長が言っていたことは間違いなのでしょうか。

おそらく「緊張感」という言葉を使うから違和感があるのだと考えています。今、自分がこのことを伝えようとするならば、たぶん「テンション」という言葉を使うと思います。横文字礼賛ではないのですが、緊張感に近いニュアンスながら微妙に違う、「ピーン」と何か張り詰めたような感じ。でも恐怖やプレッシャーだけでなく、プラス思考のワクワク感も「テンション」という言葉なら表現できるように思います。

リーダーの皆さんにはぜひ、「緊張感を持て!」ではなく、「テンションを上げていこう!」と言っていただきたいです。「緊張感」は長くは持ちませんから。

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