ビズパワーズ柳瀬智雄のコラム「職場の雰囲気が悪い」への対策

2020年01月31日

職場の雰囲気が悪い場合には、放置しておくのは危険です。職場の雰囲気が悪いと仕事の連携が悪くなりますし、個々のモチベーションも低くなってしまいます。仕事に対する熱意が下がることで、ミスが起こり、最悪の場合には業績が下がってしまいます。元マサチューセッツ工科大学教授のダニエル・キム氏が提唱した有名な「成功の循環モデル」にもあるように、企業の業績向上へのプラスのスパイラルを生み出す起点になるのが職場の雰囲気、職場風土です。

職場の雰囲気を悪くする原因は何でしょうか。メンバーの誰かが雰囲気を悪くしているのであれば、指導や場合によっては人事異動などの人事面での対応が必要です。職場の雰囲気が悪い原因が、その職場のトップの場合は、構成メンバーにとっては不運としか言いようがありません。あなたが、その方よりも上位職(例えば社長)であれば、放っておいてはいけません。トップ一人のマイナスの影響力で、組織の機能が低下するのは避けなければなりません。しっかり現場の声を聴き、指導や配置換え、降格などの適切な対応を行いましょう。

一方、なんとなく職場の雰囲気が悪い、メンバーの関係性が希薄といった場合には、チームとしての関係性強化の取り組みが必要です。従来は飲み会や慰安旅行などのイベントを行っていましたが、昨今の若者の意識傾向から難しくなっています。

職場の雰囲気を改善してお互いの関係性を強化する方法として、ゲームや野外スポーツなどのアクティビティで改善する研修があります。このようなアクティビティによる研修は職場の雰囲気を明るくする効果は期待できますが、ビジネスのチームとしての結束力を生み出せるかどうかは難しいところです。楽しいだけではなく、工夫が必要だと感じています。

当社では、ビジネスに正面から取り組む強い組織を作るための組織活性化研修を多数実施しています。一部に身体を動かすアクティビティを取り入れる場合もありますが、基本は、徹底的な話し合いでの合意形成です。職場の雰囲気が悪い状況を改善する、「あの日から職場が変わった」を実現しています。職場の雰囲気を改善したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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