ビズパワーズ柳瀬智雄のコラムビズパワーズの組織活性化

2013年05月13日

ご承知の通り、長い景気低迷とデフレ等の影響により、雇用者の所得は伸び悩んでいます。経営者は報酬アップによる従業員のモチベーションアップができず、一方ではパワーハラスメントの問題もあり、従業員を叱咤激励することも難しくなっています。従来型の「アメとムチ」による動機付けが機能しにくくなっているのです。

しかしそのような状況にもかかわらず、業績を伸ばしている会社が存在するのは事実です。

そういった会社の多くは人間的魅力にあふれたリーダーがいたり、強くて元気な組織を維持していくための仕組みがあります。経営者の人柄が大きく影響を及ぼす中小企業の場合には前者が多く見られます。では人間的魅力にあふれたリーダーがいない組織は活性化しないのかというとそうではなく、組織の活力を維持する仕組みや取組みがこれを補完する役割を果たします。弊社の取り組みはこの後者の仕組みづくりに該当します。リーダーの能力に過度に依存しない、主体的に能動的に活動する組織を生み出す手法です。

企業は「ヒト」「モノ」「カネ」そして「情報」によって成り立っています。ただここで言う「ヒト」について、多くの場合に「人材」もしくは「人財」と表現ざれる「個人の資質やスキル」であったように思います。弊社ではこの「ヒト」がつながった組織が「企業」であることに着目し、このつながりをより強いものにする「組織開発」に重点的に取り組んでいます。この点、いわゆる「人材育成」とは異なった取組みになります。

報酬やプレッシャーに依存しない「組織活性化」の取り組みが極めて重要だと感じています。従業員全員が真のプロ意識を持った元気で強い組織を一つでも多く生み出すことが景気回復の近道だと確信して取り組んでいます。

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